インチキニュース番組のインチキコメンテータと究極的なズレの体現者について
こんぬつは。ミミズの褌を煮た汁を飲むと万病に効くのだが、ミミズの褌などはないのだよ、でお馴染みのkihiroですよ。どーもどーも。
ほぼテレビを見ないので、ちょっと見かけたことがあるかなぁ程度の彼でしたけど・・・。
かなり面白いことになっていますね。
ただ、個人的には、インチキニュース番組にインチキコメンテータが出るのは、当然。
という気がしないでもないですワ。
番組のどこがインチキなのかについては、コチラの記事をご覧くだたい。
また、「インチキ」という言葉は、「本物でないこと」の意味で使っている。
トコロであーる。
さて、ご存知のとおり、報道ステーションの前身はニュースステーションである。
こちらも、ニュースショーという意味では、同じだった。
でも、久米宏というカシコが回していたから、何とかなっていた。
賛否はあるものの、多くの人がただニヤリとするだけで、受け流すことができていた。
メインキャスターが、そういうインチキ臭さも含みこんだ番組であることを理解しつつ、上手に捌いていたからだ。
しかし、その後を継いだのが、古舘伊知郎であーる。
いやいやいや。
ソレはない。
ムリムリ。
当時、そう思ったのは、ワタクシだけではないハズだ。
つまりは、いわゆる、「もんどりうって倒れる」の状態であーる。
びたーん。
古舘伊知郎は、実際、かなりズレている。
イケてる分析・シブい批評をしているつもりでありながら、フォーカスすべき点がズレ、ピントもズレている。
ズレズレである。
過去においては、そうしたズレは、プロレスという存在自体がズレであるショーとうまくブレンドされることで、誰も聞いたことがないようなオモシロ実況ができあがった。
80年代のプロレスブームとマッチして、押しも押されもせぬ「名物アナ」になった。
しかし、さすがに報道(系)は違った。
ズレた視点でも見られる人には務まるにしても、ただただズレているだけの男にはさすがに務まらない。
だから、そういう意味では、もし彼にやらせたいのなら、もっと砕けた感じにすべきだったのだろう。
つまり、現在あるようなワイドショー以上にぶっ飛んだ、ただニュースをネタとして扱ってギャーギャー騒ぐだけの完全なるゲスゲスな「ショー」にすべきだった、ということだ。
けれどもテレビ局としては、視聴率が取れていたニュースステーションを、そのまま捨てる気にはなれなかった。
そこで、嵌めこまれたパーツが彼だったワケだが、生じたのは違和感だけで、そんな状態が10年以上続いてきたのだから、何とも寒気がしてくる。
実際、メインキャスターは、どうやら大真面目にしゃべっているようなのだけれど、すべてが完全にふざけているようにしか見えず、さりとてちゃんとしたツッコミもオチもなく、ひどく居心地の悪い感じにしかなっていなかったし、それはいまでもそうだろう。
ケツのあたりがモゾモゾ、ゾワゾワしてくる感じ満載の番組で、ずっとあり続けている。
そういう意味では、スゴイと言えばスゴイ。
かもしれない。
と、インチキコメンテータ問題から、かなり離れてしまったが・・・。
川上某については、どうかと言えば、メインキャスターの微妙なコメントに対して、いわゆる「利いたふうなことを言う」のが役目だったのだから、まったくもって適任だったとしか言いようがない。
という感じですナ。
うん。
つまりは、あの番組に真実性など求めていないし、クッソ面白いから、まぁ、いいんじゃねーの?
ってダケ、だわ。
おしまい。